Play Framework 2.3 の事始め
これまでRailsを趣味でやってきましたけど、
お仕事はパッケージベンダーなので、どうしてもエンタープライズの技術仕様に振り回される部分があって、RailsというかRubyを使う環境には恵まれませんでした...。
趣味を突っ走るのもいいですが、趣味と実益を兼ねるのがポリシーなので、JavaのMVCフレームワークである"Play framework"に手を出してみることにしました。
さて、早速セットアップに入っていきます。構築する環境はMac OS X Yosemite (10.10.1)です。基本的には公式サイトのセットアップ手順に従っていますが、環境およびソフトウェアバージョンによって、一部内容を変更しています。
JDKのセットアップ
Play Frameworkを準備する前にJavaの実行環境を整えます。Playの公式ページを見る限り、JDK6以上を使うように指示があるのみなので、最新版の"Java SE Development Kit 8u25"をダウンロードしました。
インストールが終わったら、Javaコンパイラーのバージョンを確認するコマンドをターミナルから実行します。バージョンが表示されればセットアップは完了です。
$ javac -version
javac 1.8.0_25
Play Frameworkのセットアップ
まずは、Play Frameworkの公式ページからフレームワークをダウンロードします。
ダウンロードページにある、"Download Play 2.3.7"からダウンロードします。
ダウンロードが完了したらファイルを解凍して任意の場所に展開します。Play Frameworkのフォルダには読み書き権限が必要ということなので、読み書きができることを確認(ls -lh)します。権限がない場合は"chmod"で権限を付与します。
$ unzip typesafe-activator-1.2.12-minimal.zip
Archive: typesafe-activator-1.2.12-minimal.zip
$ mv typesafe-activator-1.2.12-minimal /Users/<username>/activator
$ ls -lh
drwxrwxr-x@ 5 <username> staff 170B Dec 5 00:15 activator
展開が完了したら、利便性を高めるためにパスを通してから、Play Framworkを実行してみます。Play Frameworkのminimalをダウンロードした場合、フレームワークのダウンロードが実行されるので、実行までに5分くらいかかります。
$ echo "export PATH=\$PATH:/Users/<username>/activator" >> ~/.bashrc
$ source ~/.bashrc
$ activator
Getting com.typesafe.activator activator-launcher 1.2.12 ...
ダウンロードが終わると、ブラウザが起動してヘルプ画面が表示されます。
ん?Typesafe? Activator? なんだそれ?
Typesafe? Activator?
Typesafeは、Scala言語の創始者であるマーティン・オダースキー(Martin Odersky)が創設したScala言語と分散処理フレームワーク Akka のサポート企業で、Activatorは、ScalaとAkka、そしてPlay Frameworkを含むパッケージの総称のようです。「ようです」としたのは、私にとって、たいして重要なことではないので、調べが荒く確証を持てないためです。
とりあえず、本記事はここまで。次の記事でアプリケーションを作成していきます。